ぼくの住むこのあたりでは、刈払機のことを、ビーバーとよびます。
商品名がそのまま呼び名になったようです。
なのでぼくより年輩の人たちは、刈払機といってもピンときません。
ずばり”ビーバー”

”草が伸びてきたから、ビーバーしなきゃ!”
”刃が切れなくなった。ビーバーの刃を買ってこなきゃ!”

ぼくがビーバーを使って親の手伝いをするようになったのは、
中学生ぐらいからだと思います。
今は 桿式の肩掛けタイプもありますが当時は背負いタイプ、
刃もチップソーではなく金属刃。切れなくなったらグラインダーで研いで使っていました。
中学生のぼくでも研げました。

就農当時同じ金属刃を使ったことがありますが、やはりチップソー(ぼくの仕事では)のほうがよく、切れ味が長持ちするので、いまでは、使うのはチップソーのみです。

使わなくなったビーバーから、チップソー取り付け部分を外してはめ込んだだけですが・・・

使わなくなったビーバーから、チップソー取り付け部分を外してはめ込んだだけですが・・・

チップソーも定期的に研がないと、切れなくて”いらいら”するので、
中心の穴に合った固定治具(治具と呼ぶにはちと恥ずかしいですが・・・)を作りそこにはめ込んで回転させながら、ディスクグラインダーで、チップを研ぐ専用のディスクをつけて研いでいます。

専用の研ぎ機の購入を考えたこともありますが、
1万円以上したのでやめました。

専用研ぎ機は正確な角度で研ぐことができ、切れ味もよいと思いますが、
今自分が持っている、ディスクグラインダーに刃研ぎディスクを取り付けて、
自分で研ぐのも、なんでも便利な工具に頼るよりいいかな!と思ったからです。

ただ研ぎ角度の精度、切れ味が落ちるのは否めせんが・・・。
そこらあたりは、ぼくの仕事範疇では十分です。

今ではホームセンターに行けば使い捨てのチップソーが、
安くで購入できますが、自分で研ぎながら、
”もうこれ以上はだめだ”という限界まで使うのも悪くないです。