1984年別冊MOTOR CYCLISTより

若者がバイクを買い換えたって話しました。
40年前のハーレー、今までもハーレーに乗っていたけど、古いタイプがほしくなったとのこと。

「スロットルが固定できるんです。」
うれしそうに話していました。
40年前って言えば、ぼくがバイクに興味を持ち始めた頃のハーレーです。
そうなんです。スロットル固定できるんです。
もちろん知っていました。

片岡義男の小説に、アメリカ大陸を西と東から同時に出発して共通の友人に連絡しながらほぼ真ん中で会う。そんな内容の小説がありました。
長い直線の道路をスロットルを固定して両足をハンドルに乗せて仰向けになり、空を仰いで走る。もちろん長くは走らないけど、束の間のスリルと開放感を味わえる。こんなシーンがあったと思います!

日本なら北海道、鹿児島からは遠いから、バイクは船便で送ってじぶんは飛行機で行き、北海道でバイクを受け取り走るってのはどうかなとぼくは話しました。北海道をツーリングしていた時にもそうした人と出会いました。
働いていたらなかなか長期の休暇は無理だから。

ぼくが25歳の時、早朝、白み始めた時間に北海道の大地を走りました。
朝が白む時間帯は都会の中でも自然の中でもぼくは好きでした。

今日も、 ” 毎日のんびーブログ ” に来てくれてありがとうございます。
明日で8月も終わりです。8月31日がやってきます。