毎日のんびーブログ


蜂飼いで溶接好きな のんびーのブログ

Category: 病院 (page 1 of 4)

バレンタインデーは病院

晴れ

また少し寒くなりました

家内がチョコ買ってあげるよって言うので、これ選びました

今日は病院でした。

いつもの病院、採血があるので早めに家を出て病院が稼働するのを待合室で待ちました。

採血をしてくれた看護師さんは大当たりでした。
「チクッとしますよ」と言われたけどぜんぜんチクッともしなくて終わりました。

幸先よく、結果もよく、次の予約と処方箋ができるのを待っていたら、

少し離れたところに座っていた、服のサイズはMでは無理かな、
L もちょっとって人のところに看護師さんが来て、

「〇〇さん体重測定がありました」って言ったら、
そのひと
「あしたじゃダメ!」って返しました。

看護師さんが、「うふぅ」って笑い
ぼくは「うまい」って心で言いました。

まっ、こんなことがあった2023年のバレンタインデーでした。

世の中、今日はドキドキがたくさんあったのでしょうね!

看護師編その2

晴れ

天気は良いと気分がよい

ぼくの担当看護師だった詩穂さんは可愛い子だった。
可愛いって言ったのは家内で、ぼくは目しか見えない彼女のことを二重のぱっちり大きな目をした若い子ぐらいとしか認識できなかった。

彼女は看護師の代名詞である、優しさをもってぼくに接してくれて、そして心地よい綺麗な声でいつも話しかけてくれた。

入院後少しして処置治療があり、詩穂さんも処置室まで付き添ってくれた。

しかし翌日から詩穂さんを見なくなった。

最近見ないなぁ〜って、検診にきた看護師に尋ねたら、具合が悪く休んでいると。

そしてぼくは病棟を移動することになり、ぼくには新しい担当看護師がついた。

ぼくのベットは窓際でベットに腰掛けていると病室の入り口が見える。
本を読むのにも飽きたぼくは、ベットに腰掛け、ぼ〜としていたら、
ドアをトントンって叩く音がして、入り口を見ると、

ぼくの名前を呼ぶ詩穂さんがそこに立っていた。
彼女はにっこり笑い、小さく手を振っていた。

彼女はもちろんマスクをしていて目しか見えないけど、
あきらかにニコニコしていた。

「詩穂さんじゃない!どうしていたの?」っておもわず言ったぼくに、
虫垂炎になっちゃって!と答えた。

大変だったね!とぼくらは簡単な会話をしたあと、
「移動になっていたので、ちょっと挨拶にきました」と詩穂さんは言った。
うれしかったなぁ〜、ほんとにぼくはうれしかった。

彼女は帰り際、「またきますね!」と言って帰っていった。
もちろん、彼女がまた来ることはなかったし、
それが社交辞令だということをぼくは理解していた。

社交辞令は綺麗ごとで嫌いだとひねくれた考えをするぼくでも、
詩穂さんの「また来ますね!」には気遣いとやさしさを感じた。

悲しくも愛おしい入院患者達

晴れ

まだ晴れが続いています。


川西さんが退院して、それから数日して平瀬さんも別の病棟に移動することになった。

平瀬さんは丁寧にぼくと山本さんに頭を下げて、
ここでは時間が短くてよかったです。退屈しなくて良かったです。って
丁寧にお辞儀して、看護師さんに付き添われて病室を出ていった。

ぼくと山本さんは、廊下に出て杖をつきながらゆっくり歩く平瀬さんを見送りながら、なんか泣きたくなるよね!って二人で言った。

しばらくしてぼくも病棟を移動することになり、
その病棟の食堂で小さく椅子に腰掛けている平瀬さんを見た。

病棟の移動なんて簡単なもんで、荷物も最低限にしてしていたので30分もかからず終わってしまった。

移動は午後だったので、その日はじっとして、翌日の午後平瀬さんの名前を探して病棟内を歩き、名前を確認してそして食堂にむかい椅子にちいさく座っている平瀬さんに声をかけた。

平瀬さん!覚えていますか?って声をかけたら、小さくにっこり笑い、
「はい!あの病棟では1日が短くて良かったです」って答えた。
平瀬さんがいる今の病室は四人部屋で隣の人との仕切りが壁になっていて、隣の人の顔を見ることもできない構造で、退屈すると食堂にくるって言っていた。

それから午後の空いている時間ぼくは食堂に行き、平瀬さんと話をした。
なぜか、平瀬さんの相手をしてあげなくてはいけない気持ちになっていて、時々同じ話になったけど、ぼくは平瀬さんと話すのが楽しかったし、ぜんぜんいやじゃなかった。

話し方も良かったのかもしれない。
今は耳にすることが少なくなった昔の丁寧な鹿児島弁で、
年下のぼくに対しても優しく話す平瀬さんは、
好々爺だった。

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