姿勢
「きぉーつけい」、じゃないですよ。
20代、ぼくは海洋調査の仕事をしていて、出張が多かったです。
夏、北海道の仕事をしていた時の話です。
泊まる所は工事関係者が多い民宿でした。
昼間はもちろん仕事をして民宿で食べる食事お風呂は楽しみのひとつです。
仕事から帰ってきたら、潮風に当たっているのでまずはお風呂に入ります。
その日も仕事を終え、さぁーさっぱりするか!と
風呂場にいきました。
湯船にはお湯がはってあったのですが、「あれ、ちょっとおかしくないかい?」
なんか「あか(垢)」が浮いているんです。
掃除するの忘れちゃったのかなと思い、民宿の人に
「すみません、お風呂掃除まだですか?」
と尋ねたら、
「あっ!そこにあるバスクリーンを入れてください。」
「えっ!バスクリーン、あの緑色になる・・・
でもこれって風呂をきれいにするものじゃないよ。」
毎日掃除をしないで2日目は色でごまかす、民宿でした。
何かを始めるとか、客商売をするとか、そこにはそれを行う
姿勢があると思うんです。
民宿、旅館、ホテル、古くてもよいから
「あすこの宿古いけど、掃除も行き届いていて気持ちがいいんだ!」
と客に思わせることが大切だと思います。
もうひとつおまけ、
夕食は部屋にて、おかずはお膳に、ごはんは炊飯ジャーでもってきて
自分らでよそうシステムでした。
現場仕事の若者集団です、おかわりはしますから炊飯ジャーがあれば
自分らでします。
それでOK。
食事が終わり、「すみません、食事終わりました、片づけお願いします。」
お膳が片づけられ、炊飯ジャーだけになり、
「あっ、これは?」と尋ねると、
「あっ、それ、明日も使うからそこに置いていてください。」
ちがうと思うんだ、明日もこのご飯食べても良いです。
ただ一回片づけてご飯の量を確認して、中をきれいにもって出す。
その心遣いが民宿経営には必要じゃないのかなと
若かったころのぼくは思いました。

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