もう年はとれない! 出来ることなら・・・

もう年はとれない! 出来ることなら・・・

もう年はとれない
ダニエル・フリードマン

主人公は87歳、もと殺人課の刑事バックです。
物語は一人称で、この87歳のバックが語ります。
バックは戦友の死に立ち会ったばかりに、事件に巻き込まれてゆきます。
手伝うのがロースクールに通っている学生、主人公の孫です。
スマホ、ナビ、インターネット、87歳のおじいちゃんには理解できない近代機器を使い手助けします。

当たり前ですが、本を手に1ページから読み始めると、
すぐにはまります。ぼくははまりました。
かっこいい表現をするなら、こころをわしづかみにされます。
主人公の語りがぼくは大好きです。
皮肉やで、何か言われたら、「ふん!」って感じ、そしてたばこは吸うわ、三五七マグナムは持っているわ、ただ者ではありません。
読みながら、次はなんてくるのか、楽しみでわくわくしながら読めます。

さぁ、みなさん、世の中に「ふん」って思ったことのあるあなたにおすすめです。
星マークは☆☆☆☆、四つです。

でも・・・・・
う~ん、なかにはこういう文章が合わないひとがいるかもしれませんね。
最初の数ページでじぶんがこの本好きか嫌いかわかります。
本屋で、2、3ページ立ち読みして買うのがいいかもしれませんね!

今日も、 ” 毎日のんびーブログ ” に来てくれてありがとうございます。

訳者あとがきの文章もいいです。
最後に、こまかいことだが、バックの年齢を考え、ほとんどの箇所で看護師を看護婦と表記したことをお断りさせていただく。