オペラ、クラシックのわかる人はよりおもしろいと思います。

騎士団長殺し
言わずもがな、村上春樹著です。

おもしろいか、おもしろくないか、そんなこと簡単に言えません。
中にはぜんぜんおもしろくなかったって言う人もいるかもしれません。

子供の頃はおとぎ話・冒険小説・動物記をわくわくしながら読みました。
そして、大人になった今読める(大人だから読める)、大人のためのファンタジー
大人のために書かれた、大人用のこころの奥深い話、
それが騎士団長殺しです。
(ファンタジーなんて言葉使うとハルキストに怒られるかもしれませんが・・)

ゆっくりした時間、落ち着いて考え事をする時間、
普段より少し、こころの奥深いところに気持ちがいった時に読む、不思議な世界にいざなう小説、
そんな読み物です。
(くやしいけど、ぼくの中にうまく表現できる語彙がありません。)

読んで下さいとかは言いません。

この本を読んだひとが隣にいて、本の話題ではなく、
つまり、その道を通ってきた者同士が、道中を語るのではなく、このひともじぶんと同じとこ通ってきたんだという思いの上で何か話す、そんな本。

あ~、うまく言えないけど素直な気持ちでひとつの本をたのしみたい時、その本の世界に浸る時間を持つ、そしてしばらくしてじんわり考えることのできる本です。

今日も、 ” 毎日のんびーブログ ” に来てくれてありがとうございます。
以前書かれた村上春樹さんの本のことは忘れて読んだらいいかもしれません。