面白いですよ。

「神は銃弾」ボストン・テラン

物語はいたって単純です。
カルト集団に先妻を殺され、一人娘を誘拐された警察官が更正した麻薬常習者の協力を得て、カルトの教祖と対決する。
事件を解決したい二人(中年警察官と元ジャンキー)が一緒に行動する中で、最初はいがみあい、そして信頼へと変わってゆくこころの様を味わうことができます。

物語には、比喩的表現がたくさん出てきます。
作者の力量なんでしょう。話は単純なんだけど、比喩的表現が、まわりの風景から登場人物のこころの葛藤を、深く表現します。
それをあなたが120%の想像力を発揮しで読むとどんどんはまってゆきます。

ただ、う~ん! そんなに想像力を働かせたくない場面もあります。
そのあたりは、内容だけ理解して、軽く飛ばして読みましょう。
それは、作者の意図に反するかもしれないけど、
それは、ほれ! この本を手にした時点で、物語はあなたのもの、
あなたは愉しく読む権利を手にしたんだから、自由に読んだら良いと思います。

で、評価ですが、
これから海外旅行、8時間ぐらいの長時間のフライトがあるなら、ぜひ買って読みましょう。
これから訪れる秋の夜長にふさわしい本です。
最後まで読み終わったときに、
事件が解決した安堵感にじんわりに浸れます。

今日も、 ” 毎日のんびーブログ ” に来てくれてありがとうございます。
読書の秋になってきました。

今日の夕方の空