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蜂飼いで溶接好きな のんびーのブログ

読書 その2

くもり

思ったより晴れなかった。

鯉料理から宇治おうなさんがこんな本紹介してくれました。

鯉料理から宇治おうなさんがこんな本紹介してくれました。

ぼくは東京中央線オレンジの電車に乗って本を読んでいました。
そのころあまり、女性作家の本を読んだことなかったので、
まっ、有吉佐和子さんか三浦綾子さんの本を適当に選んで読みました。

確か短編だったと思います。
女子大生が田舎のおばあちゃんの家で過ごす話でした。
女子大生は最先端の情報をもっていて、
おばあちゃんに色々教えてあげます。
おばちゃんは「ふむふむ」って聞きながら、
「そうかぁ~時代は進んでいるんだねぇ」っていいます。
ある時女子大生がなにかについて話したとき、
わたしはむつかしいことはわからないけど、
「それは、・・・・・じゃないかね!」って言います。
何を言ったかは覚えてはいませんが、
とても的を射たことを言うのです。
女子大生は何も反論できませんでした。
自分より知識は劣ると思っていたおばおちゃんが、
むつかしい言葉を使わないで物事の本質を言うのです。

その時ぼくは、こう言うおばあちゃんになれればいいんだ。
たくさんのむつかしい言葉を使うひとでなくていい、
簡単でいい、ぼそっとでいい、
誠実な言葉を言えれば良いと・・・・。

電車に乗って本を読んでいて、
ぼくの目標になるようなことに出会った瞬間でした。
ぼくは23歳でした。

今日も、 ” 毎日のんびーブログ ” に来てくれてありがとうございます。
以前「ほぼ日」で糸井さんが、時々子供が詩人になったり、年寄りが哲学者になる時があるってことを書いていました。
ぼくが若い頃読んだ本と近いなぁって思いました。

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2 Comments

  1. 思いを言葉に出来ないもどかしさ、歳をとれば少しは喋れるようになるかと思っていたのに、ますます輪をかけて言葉が出なくなってしまいました(笑)
    脳みそから音声に直結できる人はそれだけで私の尊敬の対象です。最近話題になっているデモで若者が自分の言葉を大勢の人の前で理路整然と述べる、すごいなーと感激します。それは人の心に伝わる言葉だからでしょうね。

    今日はたまたま図書館に村田喜代子さんの新刊がありラッキー、中身も見ないで借りて読み始めています。「八幡炎炎記」昭和の匂いぷんぷんです。作者の子ども時代の話のようです。

    • のんびー

      2015年9月18日 07時36分 — 7:36 AM

      ぼくなんて、テレビのマイク向けられてしっかりしゃべる小学生に感心します。
      まっ、自分と比較しだしたら、何もできなくなってしまうので、今日できることやるべ!ってなるんです。
      そして汗かいたらそのうち忘れてしまいます。
      そしておなかすいてご飯おいしく食べられます。

      小川洋子さんのラジオ番組
      『パナソニック メロディアス・ライブラリー』で
      以前村田喜代子さんの本がとりあげられて、
      あ、このひと読んだことある、
      一冊だけだけどって思ったことありましたよ〜。
      我らが町の図書館にはぼく好みの本がありません。

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