毎日のんびーブログ


蜂飼いで溶接好きな のんびーのブログ

Category: 本 (page 4 of 9)

悲しみのイレーヌ

くもり

風がないので寒くはない

カバーも、ちょっとね!

カバーも、ちょっとね!

「悲しみのイレーヌ」 ピエール・ルメートル

「悲しみのイレーヌ」の次の作品、「その女アレックス」を読んでいるので、登場人物に何かしらの悲劇があったことは知っていました。
なので、なぜ?、どのようにしてその悲劇がおこったのか知りたくて、「悲しみのイレーヌ」を読みました。

結論からいいます。
読む必要はありません。読まなくてよいです。
読むことを勧めません。

じぶんが本に何を求めるか、って考えたとき、それは面白さです。
海外作品の良さは、プロットの細かさです。この作品もその点、いいね!うまいね!って思います。それにうならせる面白さが加わると最高のいいね!になります。
が、「悲しみのイレーヌ」は、読んだ後に面白かったぁ~、よかったなぁ~ってなりませんでした。
なので、買ってまで読むことを勧めません。

今日も、 ” 毎日のんびーブログ ” に来てくれてありがとうございます。
まっ、全部あたりの本ばかりではありません。好みもありますからね!
次に選ぶ本の楽しみが増したと思って本屋へ go です。

悲しみのイレーヌ

くもり

曇りの秋は、秋らしさがありません。

悲しみのイレーヌ、題からしてなかなか手にとることができませんでした。でもこの秋に読みます。

悲しみのイレーヌ、題からしてなかなか手にとることができませんでした。でもこの秋に読みます。

シリーズもののよさは、登場人物をすでに知っていること、
今読み始めた、「悲しみのイレーヌ」に登場する主人公のカミーユは身長145cmのパリ警視庁の警部、背は低いけど、もちろん優秀、背が低いことが時にはよかったりもするけどたいがい悪い、
初めてカミーユを見た相手の戸惑いが、とってもうまく書かれています。

部下がまたいいんです。
ルイは富豪の息子、着るものはブランド品、頭もよし、
ぼくはルイが出てくると、「こち亀」の中川を思い出します。
金持ちで、イケメン、
そしてもう一人の部下がケチなアルマン、

取り調べ中のカミーユが、容疑者を落とすために、ケチなアルマンに、
「10分経ったら、容疑者の知り合いがひどいありさまで見つかったって報告しに来てくれ」って頼みます。
「みつかったって、どこで?」ってアルマンが聞きます。
「さあな、適当に考えろ」ってカミーユ。

取調室に、アルマンが来て報告します。
「知り合いが見つかったぞ!ひどいありさまで、」
「どこでみつかった?」ってカミーユ。
「家で」

カミーユは思わず顔をしかめて、アルマンのやつ、
「何も想像力までケチらなくてもいいだろうに」って思います。

皆さんにうまく伝わないかもしれないけど、
” 想像力までケチる ” 、これいいなぁ~。

さぁ、まだ読み始めたばかり、楽しみですよ~。

今日も、 ” 毎日のんびーブログ ” に来てくれてありがとうございます。
ケチなアルマンですが、「その女アレックス」の中でとっても良いことします。
信じられないような良いことです。読んでない人は「その女アレックス」も読みましょう!

犬と走る、本多有香

晴れ

暑いけど爽やかな夏

たくましい人です。

たくましい人です。

じぶんの目標があってそれに向かって一生懸命にやっていると、
まわりの人が手をさしのべてくれる。
もちろん感謝の気持ちを忘れない。
本を読み終わって、ぼくが感じたことです。

じぶんの好きなことはこれだ!犬と走ること!本多有香さんは思います。
舞台はアラスカ、カナダ、犬ぞりレースに魅せられた人のノンフィクションです。
レースにはお金がかかります。日本に資金調達のために帰ってきます。
たくさんのアルバイトをします。
オーストラリアまでも行ってアルバイトします。
とにかく一生懸命にやった。って伝わってきます。

犬が好きなんですね!

犬が好きなんですね!

う~ん、ただもう少しぐっとくるものがほしかったなぁ~。
もう少し犬たちとのことを書いてほしかった。
作者には当たり前のことかもしれないけど、犬のこと、犬との訓練のこと、犬の性格のこと、犬のことをたくさん書いて、それから過酷なレースのこと書いてほしかった。

たくさんのアルバイト、オーストラリアまで行ったアルバイトのことは事実なのはわかるけどいらないと思った。

で、さぁーみなさん読んでみて、ほんとうの話だよ、
おもしろいよ!とはちょっとならないかなぁ・・・

でも一気に読み終わったので、がんばっている人がいるんだなぁ~、
極寒の地で犬と生きている人がいるんだと思ったのも事実。

評価は☆☆☆です。
日本人女性、犬ぞりに魅せられてカナダ永住権取得、犬と生活しているたくましい人がいる。
どんな人なの?と興味がある人はぜひ一読を!

今日も、 ” 毎日のんびーブログ ” に来てくれてありがとうございます。
時間はそれなりにあるけど、読書をする快適な気温がほしいです。

羊と鋼の森

晴れ

汗だくだくの一日でした。

羊と鋼の森

羊と鋼の森

残念ながら、ぼくはピアノが弾けないしピアノがわかりません。
すぐれたピアニストの演奏を聞いて、今日の演奏は特にいいね!

「音の伸びる方向にすうっと景色が開けるのが見えた。銀色に澄んだ森に、道が伸びていくような音。
そのずっと奥で、若いエゾシカが跳ねるのが見えた気がした。」

なんて表現されたとしてもちんぷんかんぷんです。
「羊と鋼の森」は調律師の話です。
読み始め、音楽にうといぼくには漠然とした情景しか浮かばなくて、
う~ん、まだこないなぁ~、って思いながら読み進みました。
後半はおもしろく読めるようになりました。
調律の世界はもちろんわからないままでも、そこで語られている世界をみている観客的な状態ができあがってきたので、おもしろく読めました。

もし、ピアノが弾けるとか、クラシックがわかるとか、音楽の教育を受けたとかなら、違う世界が見えるのだろうなぁ~って思います。
残念ながらぼくには見えない世界がたくさんありますね!

評価は星☆☆☆三つです。
本屋大賞とったことだし話題になったので読んでみるかって思っている人は読んでください。
昨年の「鹿の王」よりおもしろいでした。

今日も、 ” 毎日のんびーブログ ” に来てくれてありがとうございます。
読む本今ないなぁ~って思っていたら、家内が図書館から「羊と鋼の森」を借りてきたので、先に読みました。

日の名残り

晴れ

爽やかな晴れでした。

日の名残り

日の名残り

折しもイギリスが国民投票の結果、EUから離脱を決めた日に、
カズオ・イシグロの「日の名残り」を読み終えました。

ダウントン・アビーをみていた人にはお勧めです。

広く暖炉がある部屋で紅茶を飲みながら、ぼくは年輩の執事が語る思い出を聞いている!
そんな状況を想像しながら、読み進めました。

語り手は、洗練された上品な言葉でイギリス国内を旅したこと、じぶんが長年仕えたダーリントン卿のことを語ります。
古きイギリス、伝統と品格を大切にしていたイギリスを語ります。
印象に残った言葉、

「世界で最も重要な決定は公の会議室で下されるものではない、という事実です。
重要な事柄はすべて、この国のお屋敷の静けさの中で決まるものでした。
公衆の面前で華やかな式典とともに繰り広げられるたぐいのものは、しばしば、
そうしたお屋敷の中で何週間、何ヵ月にもわたってつづけられてきたことの結末であり、承認であるにすぎません。」

イギリスが新たな道を選択した今、偶然この本を読んだことに深い感慨を覚えます。
繰り返しますが、ダウントン・アビーをたのしみにしていた人はぜひ読んでください。

今日も、 ” 毎日のんびーブログ ” に来てくれてありがとうございます。
梅雨の晴れ間、日曜日でたくさんの人に恵みの晴れになったようです。
ふとんがたくさん干してありました。

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